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受注残とは?
受注残管理の重要性と在庫管理との関係を解説

受注残とは?受注残管理の重要性と在庫管理との関係を解説

こんにちは!「楽楽販売」コラム担当です。
受注した仕事や商品をその場ですべて引き渡すことができるとは限りません。受注したにも関わらず、一定期間商品を引き渡すことができないケースもあります。これが受注残となります。その時点ではまだ売上にはなっていませんが、将来の売上ですので適切な管理が重要となります。そこで、今回は受注残管理の重要性や在庫管理との関係を解説します。

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この記事の目次

    受注残とは?

    受注残とはすでに受注しているものの、まだ顧客に引き渡しができていない仕事や商品のことを指します。受注と同時に引き渡すことができれば難しく考える必要はありませんが、現実には生産の都合などによってすぐに引き渡しができないケースも多く、どのような企業でも基本的には一定の受注残を抱えることになります。

    受注残についての基本的な考え方が整理できたところで、続いては受注管理業務と関係が深いその他の用語についても解説します。
    なお、受注残や受注高といった数値の確認は、企業活動のうち「受注管理業務」のひとつとして処理されます。受注管理に関する詳しい解説は以下をご参照ください。

    関連記事はこちら受発注システムとは?受発注業務の効率化によるメリットを解説

    受注高とは

    受注高とは、売上高とは異なり顧客から発注を受けた時点で集計した金額を指す用語です。受注残はこの受注高のうち、顧客との取引が完結していない案件の数を表したものになります。なお、売上高は正式に受注から納品、入金へと至った確定金額を表す数値で、顧客からの案件キャンセルや取引内容、仕入れ内容の変化などで変動します。受注高は「いずれ入金される仮の数値」で、売上高は「実際に納品物が確認された上で入金された確定金額」となり、両者がまったく異なる数値であることを認識しておきましょう。

    受注残高とは

    受注残が受注した案件のうち未納品状態の件数を指す用語なのに対し、受注残高とは受注高から売上高を差し引いた、売上金として未計上の状態にある金額を表す数値です。「(売上残高+受注高)- 売上高」という計算で受注残高を求めることができます。

    発注残とは

    発注残とは、外注先や仕入先へと発注したサービスや製品のうち、未納品の発注物を指す用語です。発注残を求めることで納品物の進捗状況を把握し、ビジネスにおけるプロセス管理を適切に行うことができます。なお、発注したサービスや製品が問題なく納品されたかどうかをチェックする作業を検収と呼びますが、このタイミングでは納品物のうち未検収のものを「検収残」として扱い、受注残とは別物としてカウントします。

    受注残管理の重要性とメリット

    ここまで、受注残や受注高、受注残高や発注残といった在庫管理における基本的な事柄を整理して解説しました。ビジネスにおいて当たり前に発生する受注残ですが、まずはその管理の重要性やメリットから確認しましょう。

    受注残管理の重要性

    商品を受注したにも限らず、出荷できない理由にはさまざまなケースが考えられます。在庫を超えるオーダーを受けた場合、受注と引き渡しに時間のズレが生じます。それぞれのオーダーが適切に管理されていれば、顧客に対して適切に納期を伝えた上で引き渡しができます。一見、当たり前のことのように思えるかもしれませんが、管理が不足している場合引き渡し予定日に間に合わない、または不必要に顧客を待たせてしまうといった問題が発生します。
    つまり、適切な管理ができていなければビジネスチャンスを逃し、大切な顧客からの信用を失う原因にもなるのです。

    受注残管理のメリット

    上記の通り受注残管理には問題やトラブルの発生を防ぐためのリスク管理としての一面もありますが、それ以外のメリットもあります。

    たとえば、経済指標にも使うことができます。一般的には売上高が経営指標として重視されがちです。ですが、受注残は将来的に入ってくる予定の売上高とも言えます。そのため、将来の業績を予測する指標として使われるのです。
    実際に投資家が投資先を選ぶ上で着目されるポイントでもあります。

    受注残を適切に管理して可視化することができれば、現在の経営状況を一目で把握することが可能となります。状況の推移に注目すれば今後の経営予測も立てやすくなりますし、常に高い数値を維持しようという意識をもつきっかけにもなるでしょう。

    受注残と在庫管理の関係

    受注残管理は、トラブルの防止や経営状況の把握にも役立ちます。しかし、それだけでなく在庫管理にも深く関係しています。
    そこで、ここでは受注残と在庫管理との関係についてご紹介します。

    在庫管理のポイントは?

    まずは在庫管理のポイントをご紹介します。
    常に適切な数の在庫があれば、オーダーが入るたびにすぐに顧客に引き渡すことができます。適切な在庫を確保するためには適切な管理が欠かせません。
    在庫の減少、あるいは完全になくなってしまった段階での発注は適正とは言えず、常に商品が不足した状態になります。そこで、発注する際に基準になる数量を決めておくことが大切です。商品の売れ方を常に注視しながら必要な在庫を確保できるように管理するのです。

    同時に在庫をリアルタイムで確認しながら、引き渡し可能な数を把握することも在庫管理の重要なポイントとなります。

    受注残と在庫管理の関係性は?

    では受注残と在庫管理にはどのような関係があるのでしょう?
    受注残とは、すでに受注をしており入荷と同時に引き渡さなければならない数にあたります。つまり、在庫の中から引き渡される数であると考えなければならないのです。
    在庫管理は単に現在の在庫のみを把握していればいいというわけではありません。いつ、いくつ入荷されるのか、そしていくつ引き渡されるのかまで含めて管理しなければならないのです。受注残は、引き渡す数、出荷数に大きく関わっています。
    だからこそ、在庫と受注残は一緒に管理する必要があります。

    現在の在庫管理システムを見直そう

    手作業で在庫や受注残の管理を行っているという企業や組織も多いようです。しかし、手作業による管理には限界があります。より業務を効率化しながら管理の精度を高めるためには専門のシステムの導入が有効です。
    楽楽販売」では受注残の納期や数量、ステータスの管理、受注残高等の管理を行っており、在庫管理にも対応しているサービスです。導入いただければ、業務を大幅に効率化できます。
    現在の在庫管理の方法に不満を抱いているのであればシステムそのものを見直すことをおすすめします。

    まとめ

    受注残管理はビジネスにおいてとても重要なだけでなく、多くのメリットがあります。また、在庫管理とも深い関係があり、販売業務の中核的な要素です。
    ニーズの増加とともに受注残管理、在庫管理をより効率的にしてくれるシステムも増えています。ぜひ導入を検討してみてください。

    記事執筆者紹介

    • 株式会社ラクス「楽楽販売」コラム編集部
    • 「楽楽販売」のコラムでは販売管理・受発注管理・プロジェクト管理などをはじめとする、あらゆる社内業務の効率化・自動化の例をご紹介していきます!
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